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オンライン飲み会における「話題」

オンライン飲み会が流行っている。

というか流行らざるを得ない状況だ。

 

私もご多分に漏れず、週に数回オンライン飲み会をしている。

 

居酒屋などお店での飲み会とはその性質が全く異なるため、

結構考えることが多かった。

 

例えば、6人程度で居酒屋で飲んだ際、話題が割れることがあるが、

オンライン飲み会では(現在あるツール上では)発生しえない。

 

スピーカーが1人生まれ、その発言に耳を傾ける。

故に、話題も共通のものになりがちだ。

だからある程度議論になりやすい、かつ人の価値観が分かる

面白い話題を持っておくといいかなと思った。

備忘録代わりに下記にまとめる。誰かの参考になれば幸いだ。

 

①「1コちょうだい」論争

「1コちょうだい」がどこまで許されるのか?の論争。

意外と「ここまでなら許せる」が割れる。

ポテチ1枚ですら許せないやつもいれば、

雪見だいふくを1コ譲ってもいいという聖人まで、ピンキリである。

 

②食べ物系

有名なのが、「きのこたけのこ論争」「うどんそば論争」

「○○(目玉焼き/卵焼き/味噌汁など)に何をいれるか?orつけるか?」

あたりだろうか。

ちなみに亜種として、「うんこ味のカレーorカレー味のうんこ論争」もある。

 

③人・動物系

「犬猫論争」「アイドルAとアイドルBどちらが上か」など。

後者はファンがいたら結構白熱するだろうな。

 

④呼び方系

やっぱり「マックorマクド」が有名かな?

 

⑤結構踏み込むアレコレ

「金か愛か」「顔か性格か」「男女の友情は成り立つか」

「ぽっちゃりかやせ型か」「浮気はどこからが浮気か」

「浮気は何回まで許せるか」「常にパンツとブラの柄は合わせてるか」

同性のみの飲み会ならまだいいが、同性異性交じると結構白熱しそう。

 

まだまだ盛り上がりそうなものあるだろうな~。

 

というか「二択 診断」「二択 究極」とかでググると色々出てきたな…

ゲイの出会い

コロナウイルスの影響で、マッチングアプリ業界はあの手この手で施策を考えているようだ。

 

対面での出会いが難しくなった以上、やはり真っ先に挙げられる案がオンライン利用での出会いだ。

ただ、対面できないとやはり恋愛に発展しづらいというのは皆さん感覚でなんとなく分かると思う。

また何からしらの施策が出てくるだろうなと思い眺めている。

 

マッチングアプリの事を調べていたのも、やはりコロナの影響を大きく受ける

業界だろうと思っていたなかの、単純な興味だった。

 

そんな中、たまたまゲイ向けのマッチングアプリに目が留まった。

私は異性愛者で、こういったLGBT向けのアプリには興味がなかったのだが、

昨今のジェンダーへの価値観からしても、どういったものなのか実際に知っておくのも悪くないと思ったので、色々調べてみた。

 

「9monsters」というアプリなのだが、

まず、登録者は好みの男性に、facebooktwitterで言うところの、

「いいね」をする(される)ことができ、それを重ねることにより、

好み好まれの傾向から、自身が9種類の動物いずれかに分類されるそう。

ちなみに、日本国内ではゲイの方の利用者数No.1らしい。

 

私が衝撃だったのが、分類動物のネーミングセンス。関心してしまった。

 

アプリ名に「monsters」とあるので、単純に、

・かわいい系→ウサギ

・筋肉質→ゴリラ

・甘えん坊→イヌ

みたいな、動物とそのイメージをリンクさせた分類とネーミングかと思っていた。

が、もう全く違い(ニアピン?ではあるが…)、運営のネーミングセンスに脱帽した。

本家、下記の9種類である。

 

・スリムキャット

・ラブリードッグ

・クールモンキー

・スポーティーパンサー

・マッスルウルフ

・ボルキーバイセン

・アスリートコング

・ワイルドベア

・チャビーピギー

 

 

運営に久保帯人先生(BLEACHの作者)いるだろ?と思わせるネーミングセンス。

絶対に十刃の解放名にあるだろこれ。

こんなに「思わず声に出して読みたい」横文字あります?

(※十刃(エスパーダ)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E9%9D%A2#%E5%8D%81%E5%88%83%EF%BC%88%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%80%EF%BC%89

 

読みたいと思わせるネーミングと合わせて、そのイメージの連想しやすさにも注目したい。

「スリムキャット」なんてそのままで、「細身でかわいい系」の方が

分類されるとのこと。すっげー分かり易い。

システムもさることながら、この分かりやすくクールなネーミングも

利用者が多い一因なのかな…

「痩身猫」とか「屈強狼」「益荒男熊」みたいな漢字のネーミングだったら絶対流行ってないもんな…

 

システムについては、ハウリングという機能があるらしい。

「会いたい」「お茶したい」「つぶやきたい」ときに使えるとのこと。

システムもmonsterと関連させたネーミング。凄くいい。

文字通り「吠える」だったら嫌だもんな。

 

こういう分類って他のアプリにも欲しいなと思った。

フォローするときの基準にしたり、単純に相性占いみたいな感じで、

SNS内に遊び心もたせてもいいんじゃないかな。

 

9monstersみたいによーく考えられたものってまだまだ世の中にあるんだろうなぁ。

自粛が続いたせいでネットサーフィンがはかどっているが、

好奇心が高い性質で良かったと思った。

 

また興味深いものを見つけたら備忘録代わりに書いていこうと思う。

 

ちなみに私はクールモンキーかスポーティパンサーです。

 

2019年のGW

天皇の譲位等の影響もあり、2019年のGWは暦でいくと

10連休だ。

 

私の会社も10連休であり、アラサーとなった私は

ここで何か残さなければ、という焦燥感に駆られている。

 

TODOとしては、まず旧友と会う、ジムに行く、実家に帰る。

まずはこの3つだ。

 

ただ、何か、何か残したい。

来年や10年後に、アラサー独り身、令和元年、空前の10連休に

こんなことやったんだ、と思い出に残るような連休にしたい。

 

金は無いが、時間はある。

 

数字に追われる毎日から一時的に解放されるこの10連休、

本当によく考えていきたい。

 

なぜ成績が伸びなかったのか

 

合計得点率7割。

 

もう8年前になるセンター試験の結果だ。

高校3年の夏まで部活に打ち込み、本文である勉強をないがしろにしていた私は、

6ヶ月で高校3年までの5教科7科目を基礎から叩き込む必要があった。

 

6ヶ月、ご飯を食べているときも、排泄をしている時も勉強をしていた気がする。

 

当初は本当に酷い成績だったが、11月くらいに4割くらいだった得点率が

7割弱まで一気に伸びたのを覚えている。

 

だが、もうひと伸びは叶わず、第一希望の大学には行くことができなかった。

(第二希望の大学に入学したが、本当に最高の学生生活を送れたので、

 今では結果オーライだったと親や友人には話している。)

 

さて、勉強はセンター試験で終わり、というわけにはいかないのが人生。

大学、社会人になってからも自己実現、自己研鑽の為、沢山の勉強をしてきた。

 

そこでぶち当たったのが7割の壁。

割と短期間で7割くらいまで持っていけるのだが、そこから成績が伸ばせず、

いつも挫折していまっていた。

 

単純に、いつも勉強時間(量)が足らないとだけ思っていた。

しかし、おめがさん(ツイッター:@PedkQ ‏)という方のブログを読み、

量だけの問題ではないのではないかと思い始めた。

http://omegatoalpha.hatenablog.com/entry/2019/03/19/221546

 

おめがさんがブログで語られていた、

「勉強はinputとoutputとrecallの3つの組み合わせです。このバランス感覚を常に持っていることが大事です。これを認識できていない人、そして大事だとわかっていながらも実践できてない人がいわゆる勉強の苦手な人には多いです。」

目からウロコだった。

この3つに関して、私がどうやっていたのか、思い返してみたら、

input8割、output1割、recall1割という感じだと思う。

 

Inputについては、おめがさんはブログで以下のように綴っている。

「まず僕が見てきた1番勉強ができない人たちはinputしかしません。」

胸に矢が刺さったように、うっ、と唸った。図星だ。

 

私は超input型の人間だった。

それまで、中途半端に記憶力がいいせいで、inputで全てのテストに

対応できてしまっていた。だが、ある程度のレベルのテストや資格試験になると

そうもいかない。

 

Inputで結果を出してしまっていたが故に、inputの呪いから逃れることができなかった。さらに、inputの呪いから逃れられなかった理由はもう1つある。

 

「手軽で、やった気になれる」

 

これだった。テキストを開いて読んだだけで、大して覚えてもいないのに

やった気になれてしまっていた。

 

じゃあ、outputを中心にもってくればいいんだな、と

私は単純に考えていたが、おめがさんはrecallこそが勉強の本質としている。

 

「何度も何度も教科書に書いてあったことをrecallしてください。

解けなかった問題は思考に必要な要素だけ抽出しておいて解説の思考回路を何度も何度もrecallしてください。

筋トレのように何度も何度も負荷をかけてください。それは確実にあなたの力になります。」

おめがさんがブログで綴っている上記の文章。これが全てだと思う。

 

この負荷が本当に辛く、これから逃げてきた結果が

もうひと伸びを妨げていた大きな原因だと思う。

 

スピード感著しいこの社会を生き抜くには、私はあまりにも頭が悪く、

まだまだ多くの勉強をしていかなければならない。

 

気づきをくれた、おめがさんに感謝しつつ、また机に向かおうと思う。

PASMOを拾った話

18:30、駅の改札。

 

お盆が終わり、久々の出勤にくたびれ、やっと帰れる、という

重々しい足取りとは対照的に俊敏な動きをする改札の扉をくぐる数多の会社員。

 

私は改札をくぐる会社員達が乗ってきた電車に乗るため、

改札に向かった。

 

ふと、改札をくぐる人々の中に、何かが落ちるのが見えた。

PASMOだ。

 

落ちて5秒くらいか、2mくらい先にあったPASMOを人ごみを上手く避け、

拾い、落としたであろう人に渡すべくパッと振り向いた。

 

…人が多すぎて誰が落としたか分からない。

東京の帰宅ラッシュの駅の改札出口をご存知の人は、

状況を想像するのが容易だろう。マジで人が多すぎて分からない。

 

落ちたのを視認して5秒、拾うのに2秒、振り向いて落としたであろう

人を探すのに2秒。

9秒前のぼんやりとした視界の記憶を頼りに、何十人の背中から一人の男性にかけより、「PASMO落としませんでした?」と声をかけた。

 

男性はすぐに、PASMOを入れていたであろうスマホの革のケースを開いた。

男性は「あっ」と声を出した。ちょうどカード入れになっている部分にカードが無かった。

 

「落としました、すみません、ありがとうございます」

 

男性に礼を言われ、私は「よかったです」と一礼して再度改札に向った。

一発で見つけられたのは本当に運が良かった。

 

ただのちょっとした美談(自分で言うのも厚かましいが)だけど、

なぜかずっとこの出来事が頭から離れなかった。

 

なんとかいうか、世の中ってタイミングが大きな要素を占めていることも

多いんじゃないかなって思ったから、かもしれない。

 

今、色々しなくちゃいけないことを抱えている私の立場も相まって

今回のようなことが起きたからかもしれない。

 

実は、今日は退社する前に余力があったので

明日の会議のために資料見直しを行っていた。普段はあまりしない。

 

もし、あの時定時に帰る選択をしていたら?

あの男性が落としたPASMOは拾われなかったかもしれない。

拾われても落し物センターには届かず、盗られてしまったかもしれない。

 

あの時、あの場所に自分が居合わせてたまたま落ちるPASMO

視界に入ったおかげで、あの男性はPASMOを失くしたショックを

味わわずに済んだ。

 

誤解しないで欲しいのが、私に感謝しろ、と恩着せがましい事を

言っているのではない。

タイミングってほんとに重要だなってことを言いたい。

 

よく有名人やスポーツ選手がインタビューで「私は運が良かった」と

言う人が多いが、あながち間違いじゃないと思った。

しかるべき時、しかるべきタイミングに恵まれたおかげで

成功したからそう言っている人も少なくないのではないか。

 

もちろん、その背景には少なからず本人なりの努力があると思う。

やっていきましょう。

 

PS

この半年で今回の一件も含め、4回PASMOを拾っている。

普通こんなに拾うか…?

(いずれもちゃんと拾って、追いかけて、渡せている。)

 

オシャレで持ちやすくて落としにくい定期入れって

意外とニーズがあってビジネスチャンスなのかもしれない。

 

 

 

ライブにおけるサークルの是非

 私は音楽が好きだ(特にロックバンドの曲)。故に、よくライブ、フェス(以下、「ライブ」で統一する。)に行く。

 

 ライブといえば、サークルというものをご存知だろうか。Wikipediaでは、一般に言われるサークルは、”ストーム”と同義であり、次のように定義されている。

 

“ストーム(storm)とは、ロックやヘヴィメタル、ハードコアなどのギグやライブコンサートで見られる共鳴的動作の一つ。サークルモッシュ、サークルピット、左回りなどと呼ばれることもある。複数のオーディエンスが、ある一点を軸に竜巻さながらの渦のような人の流れを生み出す現象で、とりわけギグやブロックで区切られた構成を採用するライブコンサートで見られる。「ムカデ競争の竜巻」という形容が似合う。エアギター、ヘッドバンギングモッシュダイブなどと共に見られる動作である。”(※1)

 

 状況を分かりやすく言うと、通勤ラッシュの電車内でかごめかごめをやるようなものだ。多くのライブの注意事項を見ると、ダイブ(人や柵を踏み台にし、集団の上に飛び込む行為)などの行為ほど危険ではないため、「サークルは禁止」と、特に明言されていない。それ故、サークルの是否を巡り様々な論争が勃発する。きのこの山たけのこの里論争、デートで男はどれくらいお金を払うべきか論争などと共に、数々の未決着の論争の1つに数えられる(と思っている)。

 

 一音楽好きとして、この論争に終止符を打つため、ファンはこの問題に対し、どう向き合えばいいのか、どうライブに参加するのがベターなのか、考えていこうと思う。

 

 まず、多くのファンはサークルを雨や風と同じ「現象」として捉えていると思う。サークルが生み出されたら抑える方法はほぼ皆無である(拳銃ブチ込むくらいしかない)。サークルという「現象」を作り出しているのはほかならぬ「人」であり、それ故、サークルを生み出す人間とサークルを嫌悪する人間でいがみ合いが始まる。一部のサークル否定派は、家でDVDかけて暴れてろと揶揄したり、サークルを広げようとしている人に対してメンチきったり肘打ちをかましたりする。実際に目撃したことがあるが、気持ち良いものではない。目には目を歯には歯を精神で、サークル拡大阻止しようとする気持ちは分かるのだが…。そういった否定派に、嫌なら来るな!という暴論をSNSで言うサークル肯定派を見たことがある。これも見ていて決して気持ち良いものではない…。

 

 じゃあお前はどっちなんだ!という声が聞こえたので立場を明らかにすると、私の意見は、どっちつかずで非常に恐縮だが、「そこまで好きではない」という意見だ。純粋にアーティストと向かい合って盛り上がりたいし、そこに他の動作は不要だと思っているからだ。「嫌い」と明言しなかったのは、サークルが発生すればそこに参加することもあるからだ。サークルは必然的に周囲を圧迫するため、その流れに入らないと非常に苦しい思いをすることがあり、「まあちょっと楽しむか」とフランクにそのサークルに参加する。(余談。ライブ中、かがんで床を叩く集団を見たことがあるのだが、あれだけはまだ理解できる領域に達していない。新興宗教のようで…。)

 

 ここで、餅は餅屋、ライブのことならライブを開くアーティストに聞いてみることにする。以下、4名のアーティストの見解を挙げる。(多くが、ダイブやモッシュなどサークル以外の行為にも言及したものであるが、ここでは便宜的にサークルにのみ言及しているものとする。)

 

 まず、サカナクションの山口一郎氏の見解。

 

“ライブ中に興奮さながら渦になってしまった現象をサークルと呼ぶんだね(笑)。こういうことが起きてしまうのは仕方ないけど、周りの人に迷惑をかけたり、突き飛ばしたり、イジメ的なことはしてはいけない。と、先生は思う。楽しんでいるのは良いから。それに入りたくない人が入ってしまった時には、危ないよ、こっちだよ、って出してあげたり、誘導してあげる事も必要かもしれないですね。”(※2)

 

“サークルに関しては、人に迷惑をかけているなっていうことになっていたらダメだと思う。例えば、静かな曲でサークルをやったりしたらそれはもう迷惑だし、静かな曲で大声で歌ったらそれは迷惑なんだと。全体的にみんなで楽しめる範囲で、ライブマナーを気を付けましょうってことで良いんじゃないですかね。人に迷惑をかけてはいけない。”(※2)

 

“バンドや曲によってはアリ。だけど、そうじゃないときにはしちゃいけない。”(※2)

 

 山口氏は、現象が起きてしまうことにある種の諦観を述べており、ケースバイケースで、周囲に迷惑をかけない範囲で容認する立場を明らかにしている。

 

 続いて10-FEETのTAKUMA氏の見解。

 

“そもそも全てを然るべきルールでガッチガチにしたら何も出来なくなる。そこを「俺ら全員で責任取るから遊ばしてくれや!」という様な気持ちで場所にもルールにもスペースを貰って遊んでいるんだ。実際全員一人一人を監視する人なんて居ないし居たところですぐに手は届かない。”(※3)

 

“僕達は場所と相手が居なければライヴ出来ない。みんなだってバンドとステージがなければライヴできないんだ。だからその場所を貸しくれた人や一緒に遊ぶ相手に対しての尊敬の意は多少なりともあった方がいい。と僕は思う。その上でのやんちゃだ。”(※3)

 

 「一緒に遊ぶ相手に対して多少なりとも尊敬の意を持ち、その上でやんちゃをする」という発言から、周囲に感謝の念を持つことを前提として、サークルを容認していると汲み取れる。

 

 次に、SiMのMAH氏の見解。

 

“だから、本当に申し訳ないけど。SiMのライブを暴れないで見ていたい人には

モッシュピットの近くにいて、吹っ飛ばされた。腕や足が当たった。ダイバーの足が当たった。それをアクシデントとして酌量できるのであれば、これからもその位置で見てて下さい。どうしてもそれを許せないのであれば、絶対に安全と言える位置から見て下さい』

と言うのがバンド側からの意見としては限界かもしれません。

 

 

もちろん、暴れる人たちが当然のことながら良識を持って暴れてくれるの前提だよ?暴れたくない人たちの権利を軽視してるんじゃありません。故意の暴走は論外です!事故だった全て場合の話しです。(でも、安パイで言ったらやっぱり安全な位置へ避難してもらうことになっちゃうかもな...)

 

 

答えはないけれど強いて言うのであれば、きっとそれぞれのバンドの曲調やパフォーマンスが答えなんだと思う。”(※4)

 

“両者の意見を聞いてあげたい。でも、どう転んだって反対派は消えない。

ある程度のバンドをやってるバンドマンは、みんなそのジレンマに苦しんでるんだ。”(※4)

 

 MAH氏は、サークルの是否はバンドの曲調やパフォーマンスによるという意見に帰着している。山口氏の、“バンドや曲によってはアリ。”という見解と同じと言えるだろう。

 

 最後に、HEY-SMITHの猪狩秀平氏の見解。

 

“いっつもライブハウスで言うねんけど、

 

とにかく自分は自分の為に思いっきり楽しんで欲しい。

 

もしかしたら、ちょっと度が過ぎて人に迷惑かけちゃうかもしれない。

 

できれば迷惑かけられた人は許して笑い飛ばしてほしい。

 

これが理想なんです。

 

俺は表現者やねんから理想以外は語りたくないんです。”(※5)

 

 ライブという特殊な環境ではファンに思い切り楽しんでほしい。故に、迷惑を被った側は笑って許してほしいと述べている。

 

 アーティストもサークルの是否には色々思うところがあり、考えを巡らせている。では、アーティストの意見も加味し、ファンはどういう意識を持つのがベターなのか考えよう。

 

 まず、サークルに否定的なアーティストのライブでは、サークルを生むべきではない。アーティストありきのライブだ。アーティストの意向を無視する行為は行ってはならない。アーティストに敬意を示すのは当然である。例えば、サカナクション。ボーカルの山口氏は、上記で引用したサイト内で自分のライブでサークルはやってほしくないと述べている。実際、去年のカウントダウンジャパンサカナクションを観たが、サークルらしきものはなかった(はず)。サカナクションの音楽を、考えを、ファンが理解している結果だろう。

 

 サークルに肯定的なアーティストのライブでサークルを生むことは、もちろんいいだろう。サークルは複数人が共有するため、気持ちが大きくなりやすく「おい、サークル作るんだから空気読め!そこどけよ!」という横柄な態度になりがちだ。そうではなく、「ほんっと、ごめん、今日だけ、今日だけ楽しみたいから、ちょっとスペース開けてくれ!」という「控えめなエゴ」を持とう。好きなら、やりたいなら、やればいい。アーティストも、自分のライブで楽しむファンを咎めはしないだろう。サークル否定派も、サークルが出来る可能性があるライブに来ているなら、サークルを生む者達に、「こいつら楽しみたいのか、しょうがねえな、今日だけだぞ」という自分がこいつらを楽しませる場所をあげているくらいの実るほど頭を垂れる稲穂の精神を持つことを期待したい。

 

 最後に、今後ライブマナーが変遷し、ライブの禁止事項に「サークル禁止」と明言されたら、それはそれでいいのではないか。あれもダメ、これもダメ、じゃあ何もできないじゃん、と嘆く者もいるだろう。しかし、考えてみて欲しい。多くのライブでダイブが禁止になったのは危険が指摘されたからだ。音楽を聴きながらの自転車走行が違反になったのも危険が指摘されたから。多くの公園で花火や野球ができなくなったのも危険が指摘されたから。そういった色々な規制がかかった中で、「何も出来なくなった」ことはあるだろうか。サークルがライブから姿を消しても他の楽しみ方を考えればいい。だが、その度に今回と似たような議論が起こるかもしれない。その時には、何百、何千という、自分と同じアーティストが好きなファンが一堂に会し、好きな音楽を共有する、それだけでお釣りがくるくらい素敵なことなんだから、もう四の五の言うのやめようぜ、的な空気が醸成されていればいいなとか思っている。

 

 では、全てのアーティストと、音楽ファンに敬意を込め、筆を擱こうと思う。ライブであなたと好きなアーティストの曲で体を揺らせる日を待っている。

 

※出典

 

(※1)”ストーム(コンサート)”.Wikipedia. 2015-8-27

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88) (参照2016-2-27)

 

(※2)”宿題:ライブマナーについて考えよ!(2) サカナLOCKS! “ .SCHOOL OF LOCK!.2014-8-14

http://www.tfm.co.jp/lock/sakana/smartphone/index.php?itemid=2902&catid=17 (参照2016-2-27)

 

(※3)”いろいろ日記”.10-FEET.2010-10-30

http://www.10-feet.com/diary/index.html?method=articlelist&year=2010&month=10&offset=0 (参照2016-2-27)

 

(※4)”ライブマナーについて”. MAH from SiMオフィシャルブログ Powered by Ameba.2010-8-17

http://ameblo.jp/sim-mah/entry-10621810517.html (参照2016-2-27)

 

(※5)”とどのつまり。”. HEY-SMITH 猪狩オフィシャルブログ「MESSAGE FROM IGARI」Powered by Ameba.2014-2-19

http://ameblo.jp/hey-smith-igari/entry-11776127975.html (参照2016-2-27)