ゲイの出会い
コロナウイルスの影響で、マッチングアプリ業界はあの手この手で施策を考えているようだ。
対面での出会いが難しくなった以上、やはり真っ先に挙げられる案がオンライン利用での出会いだ。
ただ、対面できないとやはり恋愛に発展しづらいというのは皆さん感覚でなんとなく分かると思う。
また何からしらの施策が出てくるだろうなと思い眺めている。
マッチングアプリの事を調べていたのも、やはりコロナの影響を大きく受ける
業界だろうと思っていたなかの、単純な興味だった。
そんな中、たまたまゲイ向けのマッチングアプリに目が留まった。
私は異性愛者で、こういったLGBT向けのアプリには興味がなかったのだが、
昨今のジェンダーへの価値観からしても、どういったものなのか実際に知っておくのも悪くないと思ったので、色々調べてみた。
「9monsters」というアプリなのだが、
まず、登録者は好みの男性に、facebookやtwitterで言うところの、
「いいね」をする(される)ことができ、それを重ねることにより、
好み好まれの傾向から、自身が9種類の動物いずれかに分類されるそう。
ちなみに、日本国内ではゲイの方の利用者数No.1らしい。
私が衝撃だったのが、分類動物のネーミングセンス。関心してしまった。
アプリ名に「monsters」とあるので、単純に、
・かわいい系→ウサギ
・筋肉質→ゴリラ
・甘えん坊→イヌ
みたいな、動物とそのイメージをリンクさせた分類とネーミングかと思っていた。
が、もう全く違い(ニアピン?ではあるが…)、運営のネーミングセンスに脱帽した。
本家、下記の9種類である。
・スリムキャット
・ラブリードッグ
・クールモンキー
・スポーティーパンサー
・マッスルウルフ
・ボルキーバイセン
・アスリートコング
・ワイルドベア
・チャビーピギー
…
運営に久保帯人先生(BLEACHの作者)いるだろ?と思わせるネーミングセンス。
絶対に十刃の解放名にあるだろこれ。
こんなに「思わず声に出して読みたい」横文字あります?
(※十刃(エスパーダ)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E9%9D%A2#%E5%8D%81%E5%88%83%EF%BC%88%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%80%EF%BC%89)
読みたいと思わせるネーミングと合わせて、そのイメージの連想しやすさにも注目したい。
「スリムキャット」なんてそのままで、「細身でかわいい系」の方が
分類されるとのこと。すっげー分かり易い。
システムもさることながら、この分かりやすくクールなネーミングも
利用者が多い一因なのかな…
「痩身猫」とか「屈強狼」「益荒男熊」みたいな漢字のネーミングだったら絶対流行ってないもんな…
システムについては、「ハウリング」という機能があるらしい。
「会いたい」「お茶したい」「つぶやきたい」ときに使えるとのこと。
システムもmonsterと関連させたネーミング。凄くいい。
文字通り「吠える」だったら嫌だもんな。
こういう分類って他のアプリにも欲しいなと思った。
フォローするときの基準にしたり、単純に相性占いみたいな感じで、
SNS内に遊び心もたせてもいいんじゃないかな。
9monstersみたいによーく考えられたものってまだまだ世の中にあるんだろうなぁ。
自粛が続いたせいでネットサーフィンがはかどっているが、
好奇心が高い性質で良かったと思った。
また興味深いものを見つけたら備忘録代わりに書いていこうと思う。
ちなみに私はクールモンキーかスポーティパンサーです。